生命保険は何歳まで必要?70代で保険料が34倍!私たち夫婦が「2036年に解約」と決めた理由

アローハ!

突然ですが生命保険って、何歳まで必要なのでしょうか?

30代、40代で生命保険に加入するとき、「今、毎月いくら払うのか」は気にしても、70代になった自分がいくら払っているのかまで考える人は少ないかもしれません。

私たち夫婦もそうでした。

私たちは2014年から、アメリカで掛け捨て型の生命保険に加入しています。

加入した理由はシンプルです。

もし夫婦どちらかが突然亡くなったら、残された家族の生活をどうするのか。

私たちが加入した生命保険は夫婦それぞれに契約があり、夫婦どちらかが死亡した場合、亡くなった人の契約から$100,000が支払われるように設計されています。

子どもたちがまだ小さかったころ、この$100,000には大きな意味がありました。

ところが最近、加入当初にもらった保険料の予定表を久しぶりに見て、驚きました。

2043年。

私の年間保険料は $5,142

夫は、なんと $15,376

夫婦合わせて年間$20,518です。

現在支払っている夫婦合計の年間保険料は$597.48なので、約34倍です。

「えっ、これ詐欺か?!」

一瞬そう思いました(笑)。

もちろん詐欺ではありません。

この金額は2014年に契約したときから、書類にちゃんと記載されていたのです。

2043年には私は73歳、夫は78歳。

その年齢になっても年間2万ドル以上を生命保険に払う意味はあるのでしょうか?

全米でも生活費が非常に高いハワイで暮らしているからこそ、老後の年間$20,000は決して小さなお金ではありません。

今回は、私たちの実際の生命保険料を公開しながら、

「生命保険は何歳まで必要なのか?」

そして、

「掛け捨て生命保険を解約するタイミングはいつなのか?」

について、私たち夫婦が出した答えを書いてみたいと思います。

(↑写真:生命保険に加入した当時の写真。バード・オブ・パラダスとハワイの空。)


掛け捨て生命保険の保険料を見て「これ詐欺か?!」と思った

まず、現在私たち夫婦が実際に支払っている生命保険料はこちらです。

支払人現在の年間保険料1か月あたり
$199.56約$16.63
$397.92約$33.16
夫婦合計$597.48約$49.79

夫婦合わせても月に約$50です。

もしものときに死亡した人の契約から$100,000が支払われることを考えれば、現在の私たちにとってそれほど大きな負担ではありません。

ところが、加入当初にもらった「Schedule of Guaranteed Premiums(保証保険料の予定表)」を見ると、ある年から状況が一変します。

2043年です。

支払人現在2043年現在との比較
$199.56$5,142約25.8倍
$397.92$15,376約38.6倍
夫婦合計$597.48$20,518約34.3倍

月平均にすると、約$1,710です。

現在は月約$50。

それが2043年には月約$1,710。

そのころ私は73歳、夫は78歳です。

「ちょっと待って。70代になって毎月$1,700以上払って、この生命保険を維持するの?」

と思いました。

でも、保険会社が突然値上げしたわけではありません。

2043年に保険料が大幅に上がることは、2014年の契約当初から書類に記載されていました。

つまり私たちが、そこまで先の数字を真剣に見ていなかったのです。

これから生命保険に加入する人にはぜひ、現在の保険料だけではなく、60歳、70歳、80歳になったときの保険料まで確認してほしいと思います。


そもそも生命保険は何歳まで必要?何のために入るの?

今回のことをきっかけに、そもそも生命保険は何のためにあるのかを改めて考えました。

私たちの場合、答えは明確です。

残された家族を守るためです。

(↑懐かしい写真: この頃は子供達が本当に活発でよく怪我をして何度も病院に行きました。)

夫婦どちらかが突然亡くなれば、収入が減る可能性があります。

それでも住宅費、食費、光熱費、医療費、子どもの教育費などは続きます。

特に生活費の高いハワイで、子どもを抱えた状態で突然収入が減ることを考えると、生命保険は大きな安心でした。

生命保険だけで一生暮らそうという話ではありません。

突然収入がなくなったとき、残された家族が生活を立て直すための時間を作る。

私たちはそのための保険だと考えています。


生命保険が必要な人・いらなくなる人の違いは?

「生命保険はいらない」という言葉もよく見かけます。

でも私は、誰にとっても生命保険がいらないとは思いません。

私たちが加入した当時のように、

  • 小さな子どもがいる
  • 夫婦どちらかの収入がなくなると生活が苦しくなる
  • 大きな住宅ローンが残っている
  • 十分な貯蓄や資産がまだない
  • これから子どもの教育費がかかる

という家庭にとって、生命保険には大きな役割があります。

反対に子どもが自立し、大きな負債もなく、夫婦で老後を過ごせるだけの貯蓄や資産ができてきたらどうでしょう。

そこで、

「今でも同じ死亡保障が必要なの?」

と考える時期が来るのだと思います。

私たちも生命保険に入ったこと自体を後悔していません。

必要な時期に家族を守ってくれる大切な保険でした。

ただし、必要な時期が一生続くわけではありません。

(↑写真:2人とも小ちゃかったな〜。私も若いわ〜。)


70代から掛け捨て生命保険の保険料がさらに上がっていく

2043年に夫婦合わせて年間$20,518になるだけでも驚きました。

ところが契約書をさらに先まで見ると、もっと驚きます。

2043年がピークではないのです。

夫の契約書に記載された年間保険料を見ると、

年間保険料
2043$15,376
2044$17,060
2045$18,654
2050$29,774
2055$44,042
2060$66,022

私の保険料も2043年の$5,142から、その後さらに上がっていきます。

ここまで来ると、

「払えるかどうか」より、「そこまでして生命保険を持ち続ける理由があるのか?」

という疑問に変わりました。


生命保険は老後も必要?73歳と78歳で年間$20,518

2043年には私は73歳、夫は78歳になります。(何度も言ってすみません!!)

そのとき、私たちの子どもたちはもう「親が経済的に守らなければ生活できない小さな子ども」ではありません。

順調にいけば、仕事を持ち、自分の収入で生活しているはずです。

そこで考えました。

73歳と78歳になった私たちは、誰を守るために年間$20,518を生命保険に払うのでしょう?

生命保険に加入した当時と老後では、家族の状況が違います。

子どもは成長する。

大きなローンはいずれなくなる。

そして自分たちの老後資金を作っていく。

そうなれば生命保険に頼らなければならない金額も小さくなっていくはずです。

「生命保険は何歳まで必要か」という問いには、全員共通の年齢があるわけではなく、家族にどれだけ経済的責任が残っているかで考えるのが、私たちには一番しっくりきました。


65歳以降の生命保険料は老後の生活に影響しない?

年間$20,518。

月平均にすると約$1,710です。

全米でも生活費が非常に高いハワイで、月$1,710はかなり大きな固定費です。

食費でもありません。

電気代でもありません。

住宅費でもありません。

生命保険料だけで月$1,710です。

現役時代とは収入の形も変わる老後に、年間2万ドルを超える生命保険料を払い続ける。

その選択が本当に私たちの老後を守ることになるのか。

それとも逆に、老後の生活費を圧迫することになるのか。

契約書の数字を見て、初めて真剣に考えるようになりました。


生命保険に払う?それとも貯蓄・投資に回す?

年間$20,518という数字を別の角度から考えてみます。

仮に同じ金額を5年間払っただけでも、単純計算なら$102,590です。

実際には私たちの契約では、その後も保険料が上昇するため、この単純計算どおりにはなりません。

それでも考えさせられます。

そのお金を生命保険に支払うのか。

自分たちの老後資金として貯蓄するのか。

投資に回すのか。

生活費として使うのか。

旅行を楽しむのか。

子どもや孫のために使うのか。

同じ$20,000でも、使い道はたくさんあります。

そして十分な貯蓄や資産を自分たちで持てるようになれば、「死亡したら$100,000が支払われる保険」に頼る必要性そのものも小さくなります。

保険会社に$100,000を用意してもらう必要があるのか。それとも、自分たちでそれ以上の資産を作るのか。

私たちは後者を目指すことにしました。


掛け捨て生命保険を解約するタイミングはいつ?

では、生命保険をいつ解約するのか。

夫婦で話し合い、一つの基準を決めました。

「下の子どもが仕事を持ち、自立したとき」

です。

子どもの年齢から逆算すると、私たちは2036年ごろを生命保険解約の目安にしています。

もちろん2036年になった瞬間、何が何でも解約するわけではありません。

その時点で、

子どもたちは本当に経済的に自立しているか。

私たち夫婦の貯蓄・資産は十分か。

大きな負債は残っていないか。

夫婦どちらかが亡くなった場合、残された一人が生活できるか。

これらをもう一度確認してから最終判断します。

でも少なくとも、

「生命保険を一生持ち続ける」

という考えはありません。

私たちにとって生命保険にも卒業する時期があります。


生命保険を解約するのは「もったいない」?

長年保険料を払っていると、解約すると「今まで払ったお金がもったいない」と感じるかもしれません。

でも、私たちは少し違う考え方をすることにしました。

これまで払った保険料は、これまで家族を守ってもらったためのお金。

そして、

これから払う保険料は、これから本当に必要なのかを考えて決めるお金。

過去にいくら払ったかではなく、これからその保障が必要なのかで考える。

掛け捨て型の生命保険だからこそ、この考え方は大切だと思っています。


高い生命保険料を払い続けるのは「安心」ではなく「習慣」かもしれない

毎月自動的に引き落とされるお金は、だんだん存在を意識しなくなります。

生命保険も同じです。

10年、20年と払い続けていると、

「生命保険は払うもの」

になってしまいます。

でも家族の状況が大きく変わっているのに、

「昔から払っているから」

という理由だけで続ける必要があるのでしょうか。

もしかすると、それは安心ではなく単なる習慣かもしれません。

特に私たちの契約では、ある年齢から保険料が劇的に上がります。

そのとき、

「今までずっと払ってきたんだから……」

という理由だけで払い続けることはしたくありません。


私たち夫婦は2036年を生命保険解約の目安にしました

私たち夫婦が出した答えはシンプルです。

今は生命保険を続けます。

でも、

子どもたちが自立したら、生命保険の大きな役割は終わる。

下の子どもが仕事を持ち、自分の収入で生活できるようになるころを一区切りとして、2036年ごろの解約を考えています。

それまでに私たちがすることは、生命保険をただ払い続けることではありません。

貯蓄を増やす。

老後資金を作る。

大きな負債を残さない。

そして生命保険がなくても、夫婦どちらか一人になったときに生活を立て直せる状態を作る。

私たちにとってこれからの期間は、

「生命保険に守ってもらう時期」から「生命保険がなくても大丈夫な家計を作る時期」

なのだと思っています。


まとめ|生命保険は何歳まで必要?「役目を終える時」を考えておく

今回、2014年にもらった生命保険の書類を久しぶりに見て驚きました。

現在、夫婦で年間$597.48

2043年には年間$20,518

現在の実際の支払額と比べると、約34倍です。

でも一番考えさせられたのは、保険料の高さそのものではありません。

生命保険は何のために入っているのか?

ということでした。

私たちにとって生命保険は、

子どもたちが成長し、自立して仕事を持ち、自分で収入を得られるようになるまで家族を守るもの。

大きなローンなどが残っている間、万が一のときに家族を守るもの。

そして老後資金が十分にできるまで、自分たちの資産だけでは足りない部分を補うものです。

その役割が終わったら、生命保険も役目を終えていい。

私たちはそう考えています。

これから生命保険に加入しようと思っている方は、「今の保険料」だけではなく、ぜひ契約書のずっと先まで見てみてください。

60歳ではいくら?

70歳ではいくら?

80歳ではいくら?

そして最後に、自分自身にもう一つ質問してみてください。

「私は何歳まで、この生命保険を必要とするのだろう?」

生命保険は「入るとき」だけでなく、「いつやめるか」まで考えておく。

2014年の契約書を見返して、私たち夫婦がたどり着いた答えです。

2036年が近づいたら、もう一度この保険証券を取り出して夫婦で話し合うつもりです。

そのころ、このブログがまだ続いていたら――

「本当に生命保険を解約しました」

という記事を書いているかもしれません。

(↑写真:いつも家族に癒しをくれる家族メンバー)