新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
気がつけばもう7日も過ぎていて、年始のバタバタですっかり目標を立てそびれてしまいました。
でも心の中では「今年はもっとブログを書きたい!」と、いろいろと考えを巡らせています。
ところで、みなさんは今年のハワイ州の標準控除額がいくらになったかご存じでしょうか?
2023年度までは夫婦合算で4,400ドルだったのですが、
2024年度からは夫婦合算で8,800ドル、独身で4,400ドルに変更されました(2025年度も同じ)。
なんと、2023年と比べると2倍に増えたんです!
これは、長引くインフレで苦しい生活を送っている低所得者や中間層の人々を考慮し、
他州への人口流出を防ぐための決断だと考えられます。
実際、2024年6月3日付のDEPARTMENT OF TAXATION ANNOUNCEMENT NO. 2024-03 にも、この標準控除額と税率調整の時期が明記されています。
2031年までに段階的に進められる計画表を見てみると、ハワイ州の減税に対する本気度が伝わってきますね。
標準控除額(Standard deduction)と税率調整時期 (Tax Brackets)を表で見る
ここには、標準控除額の引き上げだけでなく、税率の調整時期(Tax Brackets)についても表でまとめられています。

なぜハワイの所得税は高いの?
実はハワイの所得税率は、全米50州の中でも特に高い最悪な州だって知ってました?
なぜハワイの税金はそんなに高いのかというと、
- 理由その1: 消費税(実際には一般消費税GE Tax)のほかに、標準控除額(非課税となる収入分)が少ないこと。
- 理由その2: 税率が上がるラインが比較的低い所得から始まっていたこと。
この結果、低~中間層であっても収入の大半が課税対象になり、気づけば高い税率を適用されるという状態が続いていたんです。
家族4人で年収約88,000ドル(ハワイの中央値近く)を得ている場合などは、全米で見てもかなり高額な納税をしなければいけないのです。政府の資料(Figure 3)
Figure 3: 2023年ハワイの世帯収入の中央値が88,005ドルで4人家族の場合の州別の所得税負担

「GAP II」で何が変わる?
そんな現状を改善するために生まれたのが、新しい税法改正 The Green Affordability Plan II「GAP II」です。ポイントは大きく2つあります。
- 標準控除額を引き上げる
→ 非課税部分が増えるため、低所得者や中間層に特に大きなメリットがある。 - 税率区分(所得に応じた税率)の見直し
→ 税率が高くなるラインが引き上げられるので、低~中間層が「高い税率帯」に入りづらくなるのです。
これにより、ハワイの働く世帯の所得税負担が一気に軽くなると期待されています。実際、他州と比較してもだいぶ有利な水準になる見込みです。
具体的にはどのくらい得するの?
政府の資料(Figure 4)によると、2031年までにすべての改正が実施されると、
家族4人で年収約88,000ドルの世帯の場合、所得税負担額が以下のように大幅に減ります。
- 現在:約5,086ドル
- 改正後(2031年):約1,473ドル
なんと約71%もの減少です! 家計で見れば、4,000ドル近いお金が浮く計算になります。
そうなると生活に少し余裕が出来て、貯金や子どもの教育費に回したりと、今まで出来なかった事ができるようになるかもしれません。
実質的には収入が4.1%増えるのと同じような効果なので、家計にとってはとても大きいメリットです。

これからのハワイはどうなる?
「歴史上最大の減税計画」なんて言われていますが、これによって税負担が軽くなれば、「ハワイに住み続けたい」「ハワイに移住したい」と考える人が増え、地域経済にもプラスに働くはずです。
でもね、、、、素直にこの良いニュースを受け止められない
ひねくれた私としては、不安要素も考えてしまいます。
州の税収が減る分をどう補うのか? 公共サービスへの影響はないのか?といった課題も当然浮上してきます。
時間の経過とともに具体的な運用方法が明らかになるにつれ、新たな問題が見つかる可能性もあるかもしれない。
うーーん、難しい。
それでも、物価高に悩まされる今の時期だからこそ、こうした減税策を歓迎する声は大きいでしょう。
特にハワイのように生活費がバカ高い州では、家計の負担が少しでも和らぐのは本当にありがたいことですよね。
まとめ:中間層にとってはうれしい改正
ハワイといえば「常夏の楽園」というイメージがありますが、
その裏側で住宅費や食費などの生活コストが高いのは紛れもない事実。
長年続いてきた高い所得税がここへきて大きく改善される見込みというのは、私たちにとってとても嬉しいニュースです。
2031年には、ハワイの所得税負担が全米で4番目に低い水準になるという予測もあります。
経済状況によって変動はあるかもしれませんが、増えた手取りをどう使うか、家計をどのように再設計していくか、
楽しみながら計画できそうですよね。
私も今回の改正を上手に活用して、家計にもっとゆとりを持たせたいと考えています。
出典:
State of Hawaii Department of Taxation
https://tax.hawaii.gov/blog/blog16-estimated-impacts-of-2024-tax-cut-bill
ハワイの所得税負担を他州と比較した記事:
https://tax.hawaii.gov/blog/blog14-comparing-hawaii-income-taxes
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